有罪、とAIは告げた

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有罪、とAIは告げた

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093867122
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報


緊急出版! 人工知能は罪を裁けるのか

東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円は、日々の業務に忙殺されていた。公判、証人尋問、証拠や鑑定書の読み込み、判例等の抽出、判決文作成と徹夜が続く。
東京高裁総括判事の寺脇に呼び出された円は、ある任務を命じられる。中国から提供された「AI裁判官」を検証するというものだ。〈法神2〉と名付けられたその筐体に過去の裁判記録を入力する。果たして、〈法神〉が一瞬で作成した判決文は、裁判官が苦労して書き上げたものと遜色なく、判決もまた、全く同じものだった。業務の目覚ましい効率化は、全国の裁判官の福音となった。しかし円は〈法神〉の導入に懐疑的だった。周囲が絶賛すればするほどAI裁判官に対する警戒心が増す。
そんなある日、円は18歳少年が父親を刺殺した事件を担当することになる。年齢、犯行様態から判断の難しい裁判が予想された。裁判長の檜葉は、公判前に〈法神〉にシミュレートさせるという。データを入力し、出力された判決は――「死刑」。ついに、その審理が始まる。
罪は、数値化できるのか。裁判官の英知と経験はデータ化できるのか。連載、即緊急出版! 目前に迫るあり得る未来に、人間としての倫理と本質を問う法廷ミステリー。


【編集担当からのおすすめ情報】
日々進化し続ける人工知能。AI裁判官が実務を行うようになったら――という現実の半歩先を行く「IF」をどんでん返しの帝王が描きます。裁判官の倫理と英知、正義とはなにかを考えさせられる、今こそ読んでいただきたい傑作です。

内容説明

東京地裁に勤める高遠寺円は、中国製のAI裁判官“法神2号”のテスト運用を担当することに。裁判のデータを入力すると、実際の判決文とほぼ同じものを弾き出すという驚くべき精度だった。多忙を極める裁判官にとってこれは大きな福音となる。歓迎ムードが高まる中、円は一人それを受け入れられずにいた。そんなとき、18歳少年による父親殺しが起きる。裁判長は、“法神”にシミュレートさせると言うが―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

170
いつか・・いつかAIが判決を下す日が、社会がやってくるのかもしれない。けれど、AIは心情とか酌む事が出来るようになるのかなぁ。そうなったらなんだか怖い(人が人を裁くって言うのも怖い事ではあるのだけれど・・)中山さん、ラストに崎山に言わせた箴言と諫言。寺脇に言わせた「他国の思想信条云々」これが言いたかったのかな。円と葛城の関係はこの先もほのぼの上手く行くといいなぁ←そこ!(笑)2024/03/07

シナモン

109
日中の技術交換の名のもと司法の場に中国製AIが導入される。交換されるのは日本のアニメ技術…。国のクールジャパン政策のつけがこんな形でもたらされるとは。でもなくはないかもと思うとなんとも怖い。裁判所ももっと慎重になるかと思ったらいろんな思惑も絡んでサクサクと導入が進んでいって大丈夫なのかと怖さ倍増。久志がまさかの判決を受けなくて良かった。 2024/04/03

タイ子

93
東京地裁の高遠寺円の元に中国製のAI裁判官が来た。中国ご自慢の<法神>。テスト運用の驚くべき結果。入力後、数分後に出て来る判決文に判事たちは尊敬の念さえ感じ始める。ただ、円にとってこの機器はあくまでも精密機械であり全てを信用する感はない。そんな時、一つの事件が起こり裁判が始まる。18歳の少年が父親の暴力に耐えかねて刃物で殺すというもの。真相は何となく推理できるものの、裁判長とAIの下す判決に驚くしかない。人間が人間を裁く裁判において感情のないAIがどこまで有能なのかこれからの時代においても不信感は募る。2024/04/23

美紀ちゃん

93
AI裁判官が中国から提供されまずは試験運用。AI裁判官もAIイラストも同じ弱点を抱えている。過去のデータを入れてるので新しい概念を生成できない。分析や再構築ができても、創造ができない。AIの、感情や心の問題という課題。葛城さんがグッジョブ。まさかの展開に驚いた。Tシャツの交換に気づかなかったら死刑だった。萬田美知佳さんの最後の一言がとても気持ちいい!中華思想恐ろしい。人が人を裁くのには手間と時間をかけるべきだと思う。人は新しい概念を生み出せるけれどAIはまだそのレベルに到達していない。AIの進化に期待。 2024/03/09

itica

91
人が人を裁くのは難しい。人が感情を持つ生き物である以上、誰もが同じ結論になることはない。それならAIの方が理想的なのだろうか。しかしAIには「言葉にできず不確かながらも感覚で違和感を覚える」などと言う機能はない。将来、AIはどこまで人類に食い込むのだろう。私だったらAIに裁かれるのは嫌だな。ところで円の祖母「静」の活躍する小説は『静おばあちゃんにおまかせ』『静おばあちゃんと要介護探偵』『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』などがあるので未読の方はいかがでしょう。 2024/04/04

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