投稿者 : Chris Schalkx、投稿日 2022 年 June 29 日

バンコクで体験したいユニークな驚きの文化体験 8 選

バンコク #行こうリアル旅 ガイド – 文化

はじめに 

この夏、私たちは各地の旅行エキスパート達とタッグを組み、旅行の役に立つ #行こうリアル旅ガイドをお届けします!久しぶりの旅行が素晴らしいものになるように、旅先の裏側を知り尽くした地元の専門家によるヒントやおすすめ情報が満載のガイドです。その土地ならではのグルメから文化体験、アクティビティ、パフォーマンス、ショッピングスポットまで、旅行者に一風変わった旅と、一生に一度の体験を提供します。また、新型コロナウイルス収束後に安全で充実した休暇を過ごすためのヒントも紹介しています。ザ・観光地とはおさらばしよう、今こそ#行こうリアル旅!

タイの文化は、歴代国王、週上、海外からの影響を受け、世界の中でも稀な、変化に富んだ魅力的な文化になりました。現代のバンコクは、きらびやかな神殿や寺院から時が止まったような市場まで、さまざまなものが織りなす万華鏡のような美しさを放っています。しかし、タイの首都バンコクの素晴らしい点は、王宮やワット ポーだけではありません。サイアム博物館、アミュレット マーケット、黄金の丘、ナンルーン市場、ワット パリワートなど、魅了されてとりこになってしまう文化体験がいくつもあります。このガイドを参考に、#行こうリアル旅を味わってください。 

コロナ禍でバンコクを旅する際に気をつけたいこと

  • 屋内施設では必ずマスクを着用してください。そのほかにも新型コロナ感染対策として順守すべきルールがある場合があります。ウェブサイトをチェックするか、目的地に電話して、感染防止対策を確認してください。 
  • 伝統的なマーケットやナイトマーケットは混雑する可能性があるため、マスクの着用を強くおすすめします。 
  • バンコクの最新の新型コロナウイルス規制とガイドラインについてはこちらをご覧ください。

サイアム博物館で文化に触れる

バンコク観光は、このサイアム博物館から始めましょう。ここではタイの文化の萌芽期から現在にいたるまで深く知ることができます。1920 年に建築されたイタリア風の宮殿の中にあるこの小さな博物館では、かつてタイの首都だったアユタヤの建国時までさかのぼり、3D シミュレーション、インタラクティブなゲーム、王国近辺から出土した骨董品などの展示を通じて、タイの歴史をたどることができます。「Decoding Thainess (タイらしさを紐解く)」という常設展示は見逃せません。マスクは常に着用するようにしてください。 

所在地 : 4 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok, 10200

アミュレット マーケットで神秘的なアクセサリーを探す

信心深いタイの人たちは、悪霊からの守護、恋愛成就や経済面での成功などいろいろな目的に合うお守りがあると信じています。歴史深いプラナコーン地区でチャオプラヤー川の両岸に位置するアミュレット マーケットでは、さまざまな目的に合わせたメダル、御札、仏像などがたくさん見つかります。土でできた十数円程度の御札から、聖なる寺院の木や崇拝されている僧侶の髪で作られた貴重で高価なお守りまで、幅広い価格帯のものがあります。マーケットの奥深くまで思い切って入ってみると、さらに神秘的なものがあります。9 尾のトカゲのお守りや、不思議な薬が入った小瓶を見つけても驚かないでください。仮面や小像の中には薄気味悪いものもあるため、小さなお子様向けではないかもしれません。

所在地 : 1 Sanam Phra, Bangkok, 10200

伝統的なタイの衣装でドレスアップ

バンコクの王宮で過ごしていた最盛期の人々の暮らしを垣間見るには、タイ王室の一員になりきるのもおすすめです。王朝の一員のような衣装を身につけてみましょう。近くにある「Sense of Thai」では、チュッタイという伝統的なタイの衣装を男女向けにレンタルしています。パービアンという複雑な装飾のショールのような肩掛け布から、多彩な色とデザインのパーチュンハン (ルーズパンツのように足の周りを覆う長方形の布) などさまざまなタイプのものがあります。シルクのハンドバックやクリップ式のイヤリングなどのアクセサリーも選べます。プロの写真家がスタンバイしているので、その場で写真も撮影してもらうこともできます。衣装の美しい布地についてもっと詳しく知りたくなったら、王宮の近くにあるクイーン シリキット テキスタイル博物館 に立ち寄ってみてください。さまざまな時代のタイ王室の衣装を見ることができます。 

センス オブ タイの所在地 : 11/1 Maharaj Rd, Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200

クイーン シリキット テキスタイル博物館の所在地 : Ratsadakhorn-bhibhathana Building

The Grand Palace, Phra Nakhon Bangkok,

10200

黄金の丘に登る

ワット サケットは黄金の丘という名前でよく知られていて、見逃せない観光スポットです。低層の建物が続く街並みを塔が見下ろすようにそびえるこの黄金の寺院は、バンコク唯一の丘の上に建設されたもので、その時代はアユタヤ王朝の時代にまでさかのぼります。18 世紀にラーマ 1 世の浴場として使われていました。現在では、タイの人たちは 320 段の階段を上って頂上まで行き、花輪や線香、お金を奉納しています。眺めが素晴らしく、頂上まで頑張って上る価値があります。下りるときには、少額のお布施をし、出口でもらえる黄金の菩提樹の葉っぱにお願いごとを書くのを忘れないようにしましょう。幸運がもたらされると言われています。

所在地 : 344 Thanon Chakkraphatdi Phong, Ban Bat, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100

1 日でタイを丸ごと見る 

タイの古代建築の見どころをすべて回るには数週間かかりますが、バンコクのはずれにあるエンシェント シティという野外博物館に行くと、手っ取り早く見ることができます。このパークはタイの国に近い形をしており、先史時代から近代のラタナコーシン朝時代までの数十もの寺院、王座、神殿、宮殿があります。タイ各地の寺院を再建した建物や実物大のレプリカがあり、それ以外の建物も、高床式の「パビリオン オブ ザ インライタンド (Pavilion of the Enlightened)」など、往年の建築スタイルをクリエイティブに解釈した建物です。この広大なパークを散策するなら自転車がおすすめです。自転車は入場口で無料で借りることができます。追加料金を払うと電動ゴルフカーもレンタルできます。

所在地 : 7 296/1 Sukhumvit Rd, Bang Pu Mai, Mueang Samut Prakan District, Samut Prakan, 10280

伝統的な市場を楽しむ

バンコクには活気のある市場がたくさんありますが、ポーン プラープ サトゥルーパーイ地区にあるナンルーン市場ほど文化に浸れる場所はありません。120 年以上も前にラーマ 5 世によって開設された歴史ある市場で、バンコクの伝統的な美味しいごちそうを試食するのにうってつけの場所です。「Nanta Kanom Thai」という露店を覗いてみてください。ココナツ、加糖卵黄、もち米でできた伝統的なタイのスイーツ、カノムが色とりどりに並んでいます。これは、この露店の経営者の祖先が王宮シェフとして勤めていたときのレシピに沿って作られています。「Suwimol Guay Teaw Kae」で販売されている魚の団子が入った汁麺もとても人気があります。道路を渡った向かいにある創業 80 年のレストラン「Jib Ki」にも、美味しいローストダックと豚バラ肉のローストがあるのでお見逃しなく。 

所在地 : Nakhon Sawan Soi 6

伝統舞踊を見る

伝統舞踊の複雑な動きと黄金の衣装、そして魅惑的な音楽。コーン舞踊劇と呼ばれるタイの伝統的な仮面舞踊が 2018 年に UNESCO の無形文化遺産に登録されました。新型コロナウイルスが流行する前は、サイアム ニラミットで上演されていた素晴らしい舞台は旅行者必見の観光スポットでしたが、残念なことに劇場は閉館してしまいました。最近では、それより規模が小さなサラ チャレームクルン ロイヤル シアターが一番のおすすめです。1 日に 3 公演が上演されています (厳しい新型コロナウイルス対策が行われているため、屋内ではマスクを着用してください)。もう少し落ち着いたものを見たい場合は、ザ スコータイ ホテルのセラドンというレストランに向かうとよいでしょう。毎晩開催されるコーン舞踊劇をディナーを楽しみながら見ることができます。

所在地 : 66 Charoen Krung Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok 10200

デビッド ベッカムを拝む ? 

数あるタイの寺院の中でも、バンコクのはるか南にあるワット パリワートは異彩を放っています。遠くから見ると他の寺院と同じように見えますが、近づいて見ると風変わりな装飾を発見することでしょう。モザイク装飾に紛れて神話の人物の像が壁沿いに並べられています。中には、元アメリカ大統領のオバマ氏が自撮りしている姿や、棚の上でバランスを取っているピノキオ、柱を上るバットマン、黄金の絵文字など、さまざまな像があります。ただ、ワット パリワートで一番有名なものはメインの建物の中にあります。祭壇を支えているのは、なんと黄金でつくられたサッカー選手のデビッド ベッカムの小像なのです。 

所在地 : 734 Rama III Rd, Khwaeng Bang Phong Phang, Khet Yan Nawa, Bangkok 10120 Thailand


(注意 : 記事内の見解は著者独自の見解であり、ウェブサイトの見解を反映するものではありません。)

ライタープロフィール – バンコク在住のライター。世界中の一流旅行誌やデザイン誌に掲載されている。  あまり知られていない場所のイケている場所を見つけたり、有名なスポットやルートを新しい角度からアプローチするのが得意。