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上昇志向はないよりあった方が良い?上昇志向が強い人の特徴3つ
山根ゆずかY.Yamane
目次
隠す1:上昇志向の意味は?英語で言うとこうなります
デジタル大辞泉によれば、上昇志向の意味は
自分の能力や生活水準、社会的地位などを常に高めようとする考え。
(出典:小学館デジタル大辞泉)
とあります。文字通り、更なる高みを目指す考え方を指します。
上昇志向を英語で言うと、辞書的には「ambitious」という言葉が出てきます。
日常的には、「committed」や「motivated」という言葉がよく使われます。
「She is so motivated.」
といった具合です。彼女はすごくやる気がある=上昇志向をもっている、というニュアンスになります。
また、上昇志向を揶揄する場合には、
「greedy」
などが使われ、“貪欲で欲張り”といったニュアンスとなります。
2:上昇志向が強い男女の特徴3つ
(1)インプットを欠かさない
「ものすごく上昇志向の強い同期は、読書・映画・舞台鑑賞と、何に関してもインプットへの情熱がすごい。人に対してもとっても好奇心旺盛」(セールスAさん 30代)
上昇志向の強い人は、常に何かを吸収し自分のものにしていこうとします。良い仕事をするためには発想が大切。そんな発想力を高く保つには、インプットが何より大切だという事を彼らは知っているのです。
また、インプットにはそれなりにお金がかかります。それだけに、「インプットを活かして仕事をしよう」とする意識も高まります。
(2)人脈作りが大好き
「上昇志向の強い人は、人脈がときに自分をとんでもない場所まで連れて行ってくれるという事を知ってる」(自営業Tさん 30代)
ビジネスも結局は人と人とのつながり。経営者はさることながら、サラリーマンだって、人脈次第でより条件の良い会社にヘッドハンティングされていきます。
また、上昇志向の強い人の周りには、人が集まりやすい傾向があります。上昇志向は、ビジネスの世界ではその人にとって大きな魅力と判断されるからです。
「この人となら働いてみたい」
と思わせる「何か」があれば、仕事上の人脈もおのずと広がっていくもの。上昇志向は、その「何か」足りうるものなのです。
(3)スケジュールがいっぱい
「上昇志向の強い人は、スケジュールが埋まっている。残業続きで疲れているはずと思いきや、週末も人に会ったり、スクールに通ったりしていて常に忙しい」(フリーライター 40代)
上昇志向の強い人は時間を無駄にしません。
そのため、スケジュールも分刻みで埋まっていたりして、個別に時間を取ってもらうのが大変困難という場合も。
上昇志向の強い人は、アップテンポな生活が大好きな人が多いのです。「家でボーっとしていると罪悪感をもつ」という人もいます。
3:上昇志向が強すぎると「うざい」「疲れる」という声も…彼氏・彼女とのエピソード3つ
(1)友達の彼女と常に比べられる
「上昇志向の強い彼。私にも、いつも小ぎれいでいることを求めてくるんです。特に彼の友達と会うときは、着る服にまで口を出してくる。しまいには友達の彼女と比べてくるから、やってられない」(事務Hさん 30代)
友達の彼女と常に比べられるのは、勘弁して欲しいですよね。上昇志向が強いのは良いですが、自分だけにしてもらいたいものです。
(2)同じレベルでの努力を期待される
「週末の朝、早起きしてランニングをしてから朝ごはん、ランチはサラダ中心に私が用意、そのあとは読書をして、お散歩。夜はまた私が食事を作る。一汁三菜を当たり前のように要求してくる。
意識が高いのはいいけど、だらだらしたい日もある。少なくともご飯は自分でやってくれない?と思う」(コンサルタントRさん 30代)
一緒にいる人の意識が高いと、自分もそれに合わせて意識が高まります。とはいえ、強要されたら息苦しくなってしまいますよね。
彼氏・彼女の意識が高くても、自分らしく振る舞えることが、長く付き合うためには大切だと思います。
(3)説教される
「仕事ができて上昇志向の強い彼女。とても尊敬できるんだけど、仕事のことでちょっと愚痴を言うと、すかさず“甘い”とか“上司が言ってることの方が筋が通ってる”とか説教される。話を聞いて欲しいだけなんだけど……」(セールスHさん 30代)
自分が甘いとわかっていても、恋人には
「そんなことないよ」
と言って欲しいもの。そう言ってもらえることで、また頑張れることだってありますよね。
でも上昇志向の強い人だと、容赦なく切り捨てられてしまう可能性があります。彼らは善後策しか頭にないのです。
4:適度な上昇志向を持って楽しく過ごそう
上昇志向を持つことは良い事です。適度な上昇志向は、自分すら予想もしていなかった良い方向に導いてくれます。なぜなら、上昇志向がある人は魅力的だからです。
でも、自分の上昇志向を近くにいる誰かに押し付けるのは間違いです。
人にはそれぞれのペースがあり、上を向いていられるときと、そうでないときがあるものです。
相手が置かれている状況を理解し、許容する余裕、そして適度な上昇志向を持ちながら、楽しく過ごしたいものですね。