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そのチョコ…いただいたッ!心理学を使った「バレンタイン」必勝法2つ
平松隆円R.Hiramatsu
義理チョコはどんどんあげよう!
バレンタインが、好きなひとに気持ちを伝える日から、日ごろの感謝を伝えるという意味合いのほうが強くなってきた昨今。はたして、一体だれにチョコレートを渡すべきか、その範囲に悩みますよね。
せいぜい、パパと仲のいい友達にとどめておくか……それとも、直属の上司も含めるべきか。
心理学的にいえば、仲良くなっておいて損はないと思う相手なら、ドンドンあげてください。
というのも、そこには“返報性”という重要なキーワードが存在するからです。
モノだけでなく“気持ち”もお返し
“返報性”とは、他人がしてくれたことには自分も相手に返したくなるということです。
たとえば、友達から旅行のお土産をもらったら、次に自分が旅行に行ったときに“お返し”のお土産を買ってきますよね。ズバリ、それです。
そしてこの返報性とは、行動だけではなく、感情にまでおよびます。自分が相手のことを好きだというメッセージを送れば、相手も自分のことを好きになってくれますし、反対に嫌いだとか苦手というメッセージを送れば、相手も同じようにネガティブな感情をもつのです。
そのため、仲良くなっておいて損はないと思う相手には、バレンタインを利用して、義理チョコをドンドンプレゼントして、好意を示しましょう。
ちなみに、義理チョコはけっして高価である必要はありません。贈られたという事実が重要なんです。一体なにをもらったかなんて、どうせ男性はほとんど覚えていないんですから!
本命からはもらえ!
そして今度は、本命です。普通は、本命の相手には義理チョコ以上に入念に選ぶとおもいます。値段も何倍もして、限定品だったり。ときには、チョコ以外のプレゼントも添えたりして。
たしかに、先ほどの“返報性”ということを考えれば、本命のカレに好意を示すことは大事です。ですが、あなたが本命と考えるようなカレは、きっと女子からモテモテで、競争相手も多いのでは?
そんなモテモテのカレに、他の女子たちも同じように入念に選んだチョコレートで、好意を伝えようとしても、はっきりいってムダ。競争の中で埋もれてしまって、あなたの好意は伝わりません。
そこでオススメしたいのは、カレからチョコレートを“もらうこと”。
ここでキーワードになるのは“認知的不協和理論”という考え方。少し難しいので、例で説明しましょう。
好き=チョコレートをあげる=好き!?
例えば、タバコを吸っているひとがいます。そのひとはタバコがカラダによくないということを知っています。なのに、吸うのがやめられません。つまり、自分のなかで葛藤が生じます。それを解決するために、タバコを吸っているけど長生きのひともいるという理由(言い訳)を使います。
これが、どうして本命からはチョコレートをもらうということにつながるかというと……。
男性は、バレンタインはチョコレートをもらう日だと思っています。バレンタインにチョコレートをプレゼントするなんて、あり得ないわけです。そんな日なのに、カレはあなたにチョコレートをプレゼントします。
そこで、矛盾が生じましたよね。その矛盾を納得させるために、理由(言い訳)を考えます。例えば、「男性がチョコレートをもらう日なのに、ボクが彼女にチョコレートをあげている。それはきっと、ボクが彼女のことが好きだからだ」というもの。
チョコレートをもらう日なのに、逆にあげるということでインパクトもあるだけではなく、心理的なテクニックを使って、カレのなかに好意を芽生えさせることもできるんです。
モテモテのカレならば、当日にチョコレートをいっぱい持っているはず。そのなかから、「これちょーだい!」とおねだりすると、「あげる」よりも良い結果が得られるかも。
いかがですか?
いよいよ近付いてきたバレンタイン。少しでも有効に使うために、参考にしてくださいね。