やりがいや楽しみを感じられる、「人に優しい職場」づくり

2019.07.10 00:00
J-WAVE(81.3FM)の人気モーニングワイド「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」内で様々な企業が取り組んでいる「働き方」から、これからの変化や未来を考える「RECRUIT THE WORK SHIFT」。1日のスタートに「新しい働き方」のヒントをシェアしています。

6月17日・月曜日~20日・木曜日の放送では、ベルシステム24ホールディングスの取り組みについてご紹介しました。

「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」という企業理念のもと、コールセンターのアウトソーシングサービスを展開しているベルシステム24ホールディングス。電話、Eメール、チャット、そして、AIを活用しながら幅広い業種の企業になり代わって、お客様サポートを提供している会社ですが、そんなベルシステム24ホールディングス、ダイバーシティ推進グループ グループマネージャーの君島晴美さんにお話を伺いました。
拠点は全国33か所、およそ3万人の従業員を抱え、その内75%が女性という社員構成で、多様な人材が、楽しく、安心して、長く働ける、人に優しい職場を目指して、様々な取り組みをされているそうですが、2011年からダイバーシティ推進を目的とした社内横断型のプロジェクトを発足し、柔軟な働き方を実現するための様々な施策を実施。時間と場所の制約を超えた働き方を目指して、スーパーフレックス制度、有給休暇の取得推進、生産性評価の導入、労働時間管理の徹底などが行われているそう。

現在の社長が就任した際、すべての社員が幸せになることを最大の目的として、それが会社の発展と社会貢献にも繋がるとして様々なプランが立てられたそうですが、最近は、結婚、出産で会社を辞める人は少なくなっている中、いかに女性が長く働き続けられるかを課題として、女性が特別扱いされない、全社員のためのサポートや改革をすることで、女性の働き方推進が進められています。リモートワークやスーパーフレックス制など、時間や場所を自由に選べる働き方を特別なものとしない姿勢。「女性だから」「お母さんだから」という理由ではなく、誰もが使える制度とすることで、使いやすさを高め、当たり前のこととして、社内で浸透するまでになっているようです。
2日目の放送では、ベルシステム24ホールディングスのリモートワークについて、ご紹介しました。
人材の確保が厳しい今の時代に、いかに長く働いてもらえるか・・・その一つの試みとして、導入されているのが「スーパーフレックス制度」や「モバイルワーク制度」。以前は在宅勤務制度として一部で導入されていたものを、性別などに関係なく対象を全社員として導入。また、家だけでなく、どこでも仕事をしていいというルールに変えることで、働き方の幅が広がったと言います。
コアタイムなしのスーパーフレックス制度、そして、時間も場所も限定されないリモートワーク制度ですが、チャットやネットを使ったビデオ会議などのテクノロジーを駆使することで、円滑なコミュニケーションも行えているそうで、どこにいてもコミュニケーションの壁を感じることはなくなったんだとか。 
そして、リモートワークの浸透度も上がり、通勤の負担の改善、そして、会社に対する満足度も高まり、入社希望者も増えることに。働き方の選択肢が増えることで、モチベーションアップにもつながっているようです。
3日目の放送では、こちらの契約社員でもやりがいを感じられる人事制度についてご紹介しました。内勤、営業職、そしてコールセンター勤務と様々な職種がある中、契約社員でもキャリアアップが望めるという人事制度。勤務6ヶ月以上で、希望者は無期雇用に転換できたり、勤務地限定社員でも管理職への登用が可能になったり、短時間勤務の契約社員でもキャリアアップが可能になったり・・・、本社、支社、関係なく、自分の働きたい場所で、長く、安心して働くことができるという人事制度ですが、実際にコールセンターなどでは20代から60代まで、幅広い世代が働いているそう。
また、人手不足が問題となる中、人材の確保についても取り組みが行われており、「SUDAchi」という取り組みでは、コールセンターにおいて、これまでの採用基準では採用を見送っていたような方を採用し、就業前にしっかりとしたトレーニングを受けてもらうという就業支援制度も導入。
長期的に安定して働くことができる環境の創出、および、人材不足解消などを実現する先進的な取り組みとして、対外的にも評価され、表彰されるほどとなっています。
4日目の放送では、ベルシステム24ホールディングスの社内活動にフォーカス。
社内では、「みんなで未来をメイクするコミュニティー」通称「MMMC(スリーエムシー)」というネットワーキング活動が行われているそうですが、女性の活躍推進だけでなく、LGBT、介護との両立、副業制度など、様々なテーマについて1年間の活動を経て、経営層にメンバーが提案・報告を行うというもの。社員自らが考え、制度を作り上げる風土が出来上がっているようです。

最後に、4日間に渡ってご紹介してきたベルシステム24ホールディングスの取り組みから番組が導き出した「WORK SHIFTのヒント」は、『良好な人間関係と働き方の選択肢で、楽しく、安心して働ける、人に優しい職場を作る』でした。
様々な取り組みもすべて、この「人に優しい職場」づくりのため。やりがいや楽しみを感じられる環境にあることで、優秀な人材の確保にもつながっている様です。