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「アルファになれ!」苫米地英人が教える「イイ男を引き寄せる」方法
相川葵A.Aikawa
アルファ・フィメールとは?
「アルファ・フィメール」は、日本ではまださほどに知られた言葉ではありません。しかし海外、特にアメリカで注目されている女性の「モデルケース」のひとつです。
苫米地先生は「アルファ・フィメールがモテる!」と仰いますが、ではアルファ・フィメールとは何なのでしょうか?
エフィカシーの高い女性がアルファ・フィメール
苫米地先生は、アルファ・フィメールについて「エフィカシーの高い女性」であると仰っています。
「え?エフィカシーって?」と、あまり聞き慣れた言葉ではないですよね。
エフィカシーとは、苫米地流に言えば「とてつもないゴールを設定し、それができるという高い自己評価」。
つまり、自分には何ができるのか、何が可能なのか、自分はどうなっていくのか……を考えに考えて、高い理想像を描ける人のことです。
自分に対して、高い評価ができれば、高い理想を持つことができる。
「高いエフィカシーを持っていると、アルファになっていく。だからモテちゃうんだよ!」と苫米地先生は仰います。
アルファ・フィメールはどうしてモテるの?
では、アルファ・フィメールがモテる理由を苫米地先生に解説していただきましょう。
遺伝子レベルで求め合うから
人間が恋をするのは、ホルモンに起因する本能的な現象。けれど、エフィカシーの高い“アルファな人”は、遺伝子レベルで求められるから、モテる!とのこと。
ちょっと難しいけれど、確かに自分の遺伝子を残すにあたっては、優秀な人を相手にしたほうが子孫繁栄の原理からしても有利です。だから、遺伝子レベルで優秀な人が求められるのは、分かる気がしますよね。
“優秀”にも色々ありますが、単に「家柄がいいです」「いい大学を出ました」「有名な会社に勤務しています」という、過去の実績(苫米地先生の言う“エスティーム”)には意味はありません。
高いエスティームと、高いエフィカシーとは、必ずしも一致しないのです。
エフィカシーの高さはにじみ出るから
「エフィカシーの高さは、言葉なり文章でアウトプットできる」と苫米地先生は仰います。
つまり、話をすれば、相手のエフィカシーの高さがわかるっていうことですね!
ここには、ひとつおもしろい法則があります。苫米地先生曰く、それは、“スコトーマと引き寄せの法則”です。
「たとえば男は、結婚して妻が妊婦になると、町中に妊婦がいることに気付く。妊婦はいつもいるんだよ。でも、自分が気にしていないうちは、気付かない。
気に掛けるようになるから気付くようになる。それが“スコトーマ”だ。
エフィカシーもそうで、自分が高いエフィカシーをもつ人間になると、エフィカシーの高い相手が見えてくる。
そして、もっと言うとエフィカシーの高い人は、エフィカシーの低い相手が見えなくなる。
エスティームが高くても、エフィカシーの低い人とくっついても、何にもならないからね。意識がそっちに向かないんだよ」
とのこと。
つまり自分がエフィカシーの高い人間になると、それが表情なり、言葉なりに表われてくるから、アルファ・フィメールになって、モテるようになる。
しかも、誰にでもモテるわけではなく、同じようにエフィカシーの高い男、アルファ・メールにモテるようになるというわけ。自分自身も、アルファ・メールを見分けられるようになる、というわけなんですね!
アルファ・フィメールになる方法
アルファ・フィメールになるには、エフィカシーを高めていかなくてはなりません。
ここではそのエフィカシーを高め、アルファ・フィメールになる方法についてご紹介します。
セルフトークをマネジメントする
セルフトークとは、言語による自己コントロールです。誰でも1分間に3回ほど、無意識のうちに行っています。
セルフトークは、プラスの言葉でも行われますが、マイナスの言葉でも行われます。
つまり自分に対して、「よくやった!」「すっごーい!」というセルフトークもあれば、「どうせダメだよね……」「ほらまた失敗した。私ってバカだね」というのもあるのです。
苫米地先生が仰ったように、過去に成功体験(エスティーム)があれば、比較的プラス思考のセルフトークを行いやすくなります。しかし、過去の成功体験がなくても構いません。
どんなに素晴らしい未来が自分にこの先待っているのか、その理想を思い描き、できれば言葉にして自分に言ってあげること。
自分で自分に向かって、プラスの言葉でセルフトークを行うようにすれば、自然と考え方がアルファ・フィメールのそれに近づいていくのです。
止められてもやりたいことをする
そして、アルファ・フィメールになるために、とても大切なことが、“止められてもやりたいこと”をする、ということ!
苫米地先生は、「止められてもやりたいことをしなさい」と仰います。止められてもやりたいことで社会貢献ができれば、それは仕事になる。社会に貢献できていれば大体お金が入る。
一方、社会に貢献できない場合、それは趣味ということになるけれど、趣味でもいいから止められてもやりたいことをすべきである、とのことです。
本業の仕事のほかに、第2の仕事として、止められてもやりたいことをするのもいい。
苫米地先生曰く、
「やりたくない仕事はファイナンス(お金のため)と思って、それとは別に、止められてもやりたいことを探してやるべき。
止められてもやりたいことをしている人は、必ず、とてつもないゴールが見つかる! 無意識に考えたり、言語化するから、セルフトークマネジメントもできる。
だからアルファになっていく、モテちゃうんだよ」。
今、やりたいことを職業にできていない人は、転職してもいいし、ふたつめの職業を持ってもいい。
止められてもやりたいことをやれば、自然と高い目標を持つことができ、活き活きと輝く人になれます。
そうすることでアルファ・フィメールにぐんと近づいていくことができる、というのが、苫米地先生の言でした。
アルファ・フィメールはぶっちゃけモテる!
アルファ・フィメールは、自分に自信があり、キラキラ輝いています。
そのような女性に、自信のない男性は近づいてきません。
一方で、アルファ・フィメールと同じように自信を持って輝く男性、“アルファ・メール”を引き寄せる。つまり、必然的にいい男からモテるようになります。
あなたも今日から、セルフトークの中で自分の使う言語をコントロールし、アルファ・フィメールを目指してみませんか?
【取材協力】
苫米地英人– ドクター苫米地の愛称で親しまれるコーチ。脳を味方につけ、夢を現実にする、コーチングのスペシャリスト。『すごい私になれる魔法の名言 動きがとれない「今」を変えるための50のヒント』(主婦と生活社 2015年)など著書多数。